2015年5月5日火曜日

ランカウイからペナンへ

再びの社会復帰を経て、いまやっとペナンに辿り着いた。何となくタイのリペ島へ行ったあと、ランカウイ経由でペナンまで船で戻ってきた。

ランカウイを17時15分に出航予定の船は、18時を過ぎてやっと動き始めた。しばらく進むと海上でエンジンを停止させて漂うこと10分ほど。少しざわめく声が聞こえはするものの、中華やインドのような盛り上がりには欠ける。さすがはマレーシア。船のなかはバス同様に寒い。異常に寒い。台湾のバスが比にならないほど寒い。皆が毛布にくるまっている。そんな寒さのなか、20時にはジョージタウンに到着しているはずが、21時になっても島影が見える気配すらない。結局初めてのペナン島に足をおろしたのは21時45分を過ぎていた。

一目散にChulia通りへ行き、めぼしい宿へ片っ端から当たってみる。ところが予想はしていたものの、OldPenangGuestHouseやRedInn、Bananaなんとかゲストハウスなど地球の歩き方に乗っているような有名な宿はどこも満室。それでもまだ中華系の旅社などは空いているかと思っていたものの、本当にどこにも宿がない。fully booked の言葉で断られ続けているうちに、さすがに厄介だなと思い始めてきた。聞けば週末の土曜日にマレーシアの祝日が重なったことが原因らしい。酒飲んで浮かれている旅人たちを羨みつつ、1軒ずつ探して行った。ついにはリトルインディアまで歩いてインド系の宿に泊まることも頭をよぎったが、もうマレーシアに来てまでインド宿だけには泊まりたくない。宿賃の交渉をするにも、23時が近づいているなかでは、有利に働く要素が何もない。意気高なインド人とやりあう気力もない。この日は、大人しく上等なホテルへ泊まることにした。

が、そこらの高そうなホテルすら部屋がない。23時を過ぎてシティテルにもホテルマレーシアにも断られた先に、ベイビューホテルでやっと部屋にありつけた。ただし399リンギット。受付の兄ちゃんはインド人。またインド。

本日の教訓、遅く到着する日はあらかじめネットから予約しておくか、不必要な金を出してふざけた金額の宿に泊まるか、野宿するかを選ぶしかない。勝手知ったる街でもなければ予約のメール1本入れておくのが正解かも。